最期に入院していた病院には行きたくない

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母が入院していた病院、やっぱりあまり行きたくないですね。

うちからは少し遠いので、たまたま近くを通るということもありません。
意識してそこに行かない限り、もう一生いくことはないかも。

毎日通っていたころは何とも思わなかったけど、亡くなってある程度経過してから行くのは何とも言えない気持ちがしますね。

家族を亡くした病院の前を通るのもツライ、という人がいますが、まわりの景色とか病院のビルを見ると思いだすものがありますよね。
今でも、母の病室から白い布を顔にかけられた母が、ストレッチャーで霊安室に向かうシーンをはっきり思い出すことができます。

入院中の景色とはまた違う、ドラマティックなシーンでした。
さっきまで息をしていたのに、今は静かになって全身シーツに覆われて、モノとして運ばれていく。

なんだか信じられないような、深い悲しみを感じたことを覚えています。
まさか母がこんな姿になってしまうなんて、と、わけがわからないというか、感覚がマヒしたというか、そんな感じでした。

もう、自分で歩いてエレベーターに乗ることもできない母。 乗るエレベーターは死体用。 わずか1か月くらいでこんなに変わってしまったという、無念感というかなんというか・・・

霊安室から再びエレベーターに乗せられて、葬儀屋の車に運ばれるまでも何とも言えなかったです。

お医者さんや看護師さん、10人以上が目礼をして送り出してくれました。
その風景を見て、あぁ、母は死んでしまったんだ、と思いましたね。

それにしても、病棟からかなり歩いて地下へ続く階段の先にある霊安室。
そこは何とも言えずにひんやりして、冷たく殺風景でした。

簡単な枕飾りみたいなものが置かれていましたが、がらんとした部屋で。
そこでゆっくり別れを惜しむこともできず、あっという間に遺体は運びだされ、エレベーターに乗せられました。

見送ってくれた医師や看護師さんは、そのあとすぐ日常に戻って笑ったり話たりできるんでしょうが、遺族はまだまだ非日常が続きます。

そういう、もろもろの事を一ぺんに思い出すから、最期を迎えた病院には行きたくないんだろうと思います。

スキンケアはシンプルなものが便利でいいですね