年取って生きていくことは辛いよね

母は70台くらいまでは元気な方でした。まだ小旅行もできたし、食事に出かけることもできました。

60台までは海外旅行にも出かけていたし、普通の人より元気だったと言えそうです。

アクティブで元気でおしゃれで、いろいろなことに興味があった母なので、80台を迎えて健康を損なうようになってからは、時々つまらなそうな表情を見せることがありました。

それでも85歳くらいまでは家で茶道を教えたりしてまだまだハリのある生活をしていたんですね^^

86歳くらいで腎臓や肝臓の数値が悪いと言われてからは、体力も落ちて家で寝ていることも多くなりました。

そして87歳の時に告知されたガン。

頑張って手術を受けてリハビリに励んでいましたが、「元気になると言っても、家の周りを散歩するくらいになってもねぇ・・・」と浮かない顔をしていました。

ガンをとっても、前みたいに食事に出かけたり温泉に出かけるところまでは持ち直さないだろうと思ったんでしょうね。

実際、最後の数か月は家で療養していても、昼間はほとんど寝ていたり食事もたくさん食べられなくなったり、起きている時間もだるくてしょうがなかったりと、いいことはあまりありませんでした。

 

そして、5月に入院してからは「毎日食べて寝るだけで、バカみたいだねぇ・・・」などと言っていました。

生きているだけ、迷惑をかけるだけ、そんな自分を情けなく思っていたんですね。

言われた私は胸が締め付けられる気がしました。何もかけてあげる言葉、勇気づける言葉が出てこなくて。

「孫の成長は?楽しみじゃない?」と言ったら「そうね、孫はね」と答えていましたけどね。

楽しいことが何もないのに生きているって、どんなに辛いことだろうなぁと思ったのです。

自分の事は自分でできて、料理を作ったり、散歩に出かけたりできればまだ気分も変わったと思いますが、家にいる時も起きて食べてまた寝る、それだけだとほんとにイヤになってしまうだろうなと思いましたね。

 

それでも、亡くなる5日前くらいは、身の置き所のないような状態にありながら「頑張る」とも言ってくれました。

色々なことを思い出せば出すほど、あの時期に逝って良かったんだ、ベストのタイミングだったんだ、と思います。

 

義母も「人が亡くなっていくのは寂しいけど、これはもう決められていることだからね」と言っていました。

義母はもう91歳になりますが、なんとまだ自分で炊事をし、買い物にも出かけます。

歩くのはほんとにゆっくりですが、杖も使わないんですよね。

得意の料理をまだ作れるというのはほんとにすごいなぁ、と思います。

耳も遠くないし、ボケてもいないし、化け物じゃないかと思います(^^♪

 

でも、体は出産後とても弱くなり、しょっちゅう寝込むし、電車やバスに乗るのも一苦労で、食事も一日に1食半くらいしか食べられないのです。

ただ、そういう体調不良への対応の仕方が素晴らしく、無理をしない、薬漬けにならない、自然に任せる、ということを若いころからやっていたみたいです。

具合が悪い時は横になってじっと蹲っている感じでした。

薬大好きで中年ころから血圧などの薬をたくさん飲んできた母とは対照的です。

 

不自然なことをできるだけせずにいたことが、高齢になっても自立できている理由かなと思います。

とはいえ、すでに91歳なので注意深く見守っていきたいと思っています。

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