看取り士、というのがあるんですね

家族を亡くすというのはめったにある経験じゃないですよね。だから準備しておく人も少ないと思います。

まだ元気なうちから看取りの事を考えるなんて、演技が悪いというか・・・

それにしても、私たちは生きるのに精いっぱいで、死ぬことについてはほんとにあまり考えていないな、と思います。

年を取ってくると、漠然とはどんな風に死にたいとか、延命はしないとか考えるし、身辺整理も始めるかもしれません。

でも、どういう気持ちで病気と向き合って死を考えるかはあまり考えないかもしれない。

いや、考えたとしても実感がわかないし、実際に自分が死の淵に立たないとわからない事ばかりだと思います。

自分が余命を宣告されて、そこから短い命をどう生きるか、という段階で助けになるのが看取り士と言えそうです。

看取りに関して色々勉強していて、患者さんを安心させ前向きに残りの人生を過ごせるように導いてくれるそうです。

この時期の患者さんや家族は、普通の心境ではいられないです。 ただただ悲しみやショックに打ちひしがれて、辛い状況にいますね。

悲しんでいるうちに日々はドンドン過ぎていき、最後のお別れの日を迎えてしまう。

亡くなるとお葬式などやることが沢山あって、落ち着いて考える時間もありません。

ひと段落した時に思い出して、ああすればよかったこうすればよかった、と後悔するものですね。

たぶん、最期の頃から告別式が終わるころまでの記憶はあいまいで、 何をしたかよく覚えていないこともあるでしょうね。

そんな大事な最期の日々を、自分で主導権を持って後悔がないように しっかりと死と向かい合って考える時間を与えてくれるのが、看取り士ではないかな、と思います。

患者本人や家族はとても孤独なものです。 患者さんは、まわりに家族がいてくれても、亡くなっていく自分の気持ちを理解してくれるわけではない。

身内も、ほんとに身近な人でないと同じ気持ちを共有することはできませんね。

少し離れた親戚など、場合によっては鬱陶しい存在になるかもしれません。

ともかく大事な人が亡くなっていくのを見ることは、平常心ではいられないですね。

そんな時を見守って力になってくれる看取り士というのはとても助けになる存在ではないでしょうか。